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40代で抜け毛が増えたのは秋のせい?受診の目安と見逃したくないサイン

2026年7月29日 約7分で読めます
浴室の排水口を見つめる40代女性と朝の光
📋 この記事でわかること
  • 秋の抜け毛増加は季節性のことも多く、量だけでは判断できない
  • 見ておきたいのは本数より「毛の細さ」と「分け目の広がり」
  • 3ヶ月以上続く・地肌が透けるなら、血液検査から始める選択肢がある
目次

シャワーを止めて、足元の排水口に指を伸ばしました。絡みついた黒い塊が、先月より明らかに大きい。

数えたところで意味がないとわかっていて、それでも一本ずつ指から外していました。

40代に入ってから抜け毛の量が変わったと感じる方は少なくありません。しかも、その不安が濃くなるのは決まって夏の終わりから秋にかけてです。この記事では、増えた抜け毛が様子を見ていいものなのか、それとも一度診てもらったほうがいいのかの線引きを整理します。


8月から11月に抜け毛が増えるのは、珍しいことではありません

髪には毛周期(ヘアサイクル)があり、伸び続ける成長期のあと、退行期・休止期を経て自然に抜けていきます。今日抜けた毛は、今日傷んだ毛ではありません。数ヶ月前に成長を終えていた毛です。

そして、この毛周期には季節による偏りがあることが報告されています。成長期にある毛包の割合が最も多いのは3月で、逆に最も少なくなるのが8〜9月。つまり夏の終わりに休止期へ入る毛が増え、その分が抜け落ちてくるのが秋口ということになります。

夏の紫外線、汗、冷房による頭皮の乾燥、食欲が落ちたままの食事。そこに毛周期の偏りが重なるので、8月から11月にかけて「排水口の毛が増えた」と感じる人が多くなります。

出産後に一時的に抜け毛が増える現象(分娩後脱毛)も、休止期に入る毛の時期がまとまって重なることで起きるとされます。量は目立ちますが、それ自体が異常とは限りません。

一般に、1日に抜ける本数は50〜100本程度とされています。季節の変わり目には150本を超える時期もあり、長く続かなければ過度に心配しなくてよいとも言われます。ただ、自分の抜け毛を毎日数えている人はいません。「増えた気がする」の正体は、たいてい本数ではなく、排水口やブラシに残る見た目の量です。

まず置いておきたいのは、秋に増えた=薄毛の始まり、とは限らないということです。


気にしたいのは「量」より、「細さ」と「分け目」

抜けた毛を一本つまんで、根元から毛先まで見てみてください。以前より明らかに細く、短い毛が混じっていないか。

寿命を終えた毛が普通に抜けている場合、太さはそれほど変わりません。一方、成長期が短くなって伸びきる前に抜けている場合、抜けた毛は細く短くなります。これが続くと一本一本が痩せて、全体のボリュームが落ちていきます。

もうひとつの目安が分け目です。私は美容院でブローが終わったあと、鏡越しに地肌の白い線が前より太くなっていることに気づきました。排水口の量より、こちらのほうが正直こたえます。

  • 抜けた毛に、細く短いものが増えた
  • 分け目の地肌の線が太くなった
  • 結んだときの毛束が、明らかに細くなった

この3つは、量の増減より先に見ておきたいところです。


40代の抜け毛に関わりやすい4つのこと

女性ホルモンの変化

40代は女性ホルモン(エストロゲン)がゆらぎ始める時期です。エストロゲンには髪の成長期を維持する働きがあるとされ、分泌が減ると成長期が短くなり、休止期に入る毛が増えると説明されています。生理周期の乱れ、ほてり、寝つきの悪さが同じ時期に出ているなら、髪だけの話ではないのかもしれません。

鉄不足(フェリチン)

女性の抜け毛で必ず名前が挙がるのが鉄です。鉄が不足すると毛母細胞への酸素供給が落ち、成長期から休止期への移行が早まるとされます。目安として、貯蔵鉄をあらわすフェリチン値が30ng/mL未満だと脱毛のリスクが上がると説明されることが多いようです。

やっかいなのは、鉄不足は血液中のヘモグロビンより先にフェリチンに出るという点です。貧血の項目が基準内でもフェリチンだけ低いことがあり、健康診断の「異常なし」では拾えません。フェリチンは、こちらから頼まないと測ってもらえない項目です。

過度なダイエット

食事量を絞ると、体は生命の維持に直接関わらないところから材料を削っていきます。髪はその筆頭です。数ヶ月前に食事を減らしていたなら、いまの抜け毛はその時期の請求書かもしれません。

頭皮の乾燥

顔と同じで、頭皮も乾きます。冷房、紫外線、洗浄力の強いシャンプー。かゆみやフケが出ているなら、足すより先にシャンプーを見直すほうが早いことがあります。


受診を考えたほうがいい線引き

次のどれかに当てはまるなら、様子見の期間を切り上げてよいと思います。

  • 抜け毛が増えた状態が、3ヶ月以上続いている
  • 地肌が透けて見える範囲が、広がってきた
  • 分け目や頭頂部の一部だけ、明らかに薄い
  • 円形に抜けている箇所がある
  • だるさ・生理不順・体重の急な増減が一緒に出ている
  • かゆみ・赤み・湿疹など、頭皮に症状がある

行くほどではない、と私も思っていました。でも皮膚科でも内科でもよくて、血液検査にフェリチンや甲状腺の項目を足してもらうだけで、打ち手が変わることがあります。甲状腺の機能低下は抜け毛の原因として知られていますし、フェリチンも先ほどのとおり通常の健診では拾えません。「原因が見当たらない」とわかるのも、それはそれで収穫です。


秋のあいだにできること

睡眠を先に戻す。 髪は後回しにされる場所です。寝る時間が削られている自覚があるなら、サプリより先にそこが空いています。

足す前に、測る。 鉄も亜鉛も、足りている人が足しても意味がありません。私は以前、髪のためのサプリを3ヶ月飲み続けたことがあります。飲み忘れた日を思い出せないくらいには続けましたが、変化を確信することはできませんでした。その記録はヘアバースを40代が飲み続けた正直な記録に盛らずに書いています。いま思うのは、自分に何が足りていないのかを一度も測らないまま棚から選んでいた、その順番のほうが問題だったということです。

頭皮を乾かさない。 夏に浴びた分の紫外線と、冷房の風。秋の頭皮は思っているより乾いています。外側から試すものを探すなら、40代の育毛剤・スカルプ美容液おすすめで価格と続けやすさから整理しました。

どれも、増えた抜け毛を来週止めるためのものではありません。いま抜けているのは数ヶ月前に成長を終えた毛なので、今日変えた分が表に出てくるのも、やはり数ヶ月あとです。


まとめ

  • 8〜11月に抜け毛が増えるのは季節性のことも多く、量だけでは判断できません
  • 見ておきたいのは本数より、毛の細さと分け目の広がりです
  • 3ヶ月以上続く、地肌が透ける、体調の変化を伴う——このあたりが受診を考える線です
  • 自分でやるなら、足すより先に測る。順番を逆にすると遠回りになります

排水口の毛を数えても、答えは出ませんでした。知りたかったのは何本抜けたかではなく、これがいつまで続くのかのほうだったのだと思います。秋が終わるまでは、まだわかりません。


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うる

うる

40代・乾燥敏感肌。口コミを信じて買っては「なんか違う」を繰り返してきた私が、実際に試して本当によかったものだけを正直にレビューしています。スキンケアもライフスタイルも、飾らないリアルを届けたい。

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