洗面所で、化粧水を手のひらに出したまま少し止まる夜がある。
つけても、頬の表面で止まっている感じがする。乾燥しているのは分かるのに、入っていかない。そういうとき、「プレ化粧水を足せばいいのかもしれない」という考えが浮かびます。
でも、その一歩の前に確かめておきたいことがありました。化粧水が入らない理由は1つではなく、プレ化粧水が効くのはそのうちの1つだけだからです。
この記事では、40代でプレ化粧水を「入れる意味がある人」と「いらない人」を、条件で分けます。買わずに確かめる方法も書きます。
「化粧水が入らない」の原因は、3つに分かれる
同じ「入っていかない」という感覚でも、中身は違います。
① 角質が硬くなっている
ターンオーバーが遅くなると、古い角質が表面に残りやすくなります。この状態だと、化粧水は角質の層に阻まれて表面にとどまります。プレ化粧水が想定しているのは、この状態です。
② そもそも量が足りていない
40代の肌は水分の保持力が落ちるので、20代と同じ量では足りないことがあります。手のひらで一度に広げると、頬の高い位置だけに乗って終わってしまう。これはプレ化粧水では解決しません。量と重ね方の問題です。
③ 油分が足りず、入れたそばから逃げている
入っていないのではなく、入ったものが蒸発している状態です。化粧水の直後は潤っているのに、10分後にはつっぱる。これもプレ化粧水では解決しません。必要なのは蓋のほうです。
買う前に、確かめる方法があります
手持ちの化粧水を、2回に分けて塗ってみてください。
いつもの半量を塗って、30秒ほど置いてから残りを塗る。これだけです。
これで「入り方が変わった」と感じるなら、原因は②の量と重ね方です。プレ化粧水を足さなくても、塗り方を変えるだけで足ります。1円もかかりません。
2回に分けても表面で止まる感じが残るなら、①の角質の可能性があります。ここで初めて、プレ化粧水を検討する意味が出てきます。
化粧水の直後は潤うのに、しばらくして乾くなら③です。足すべきは前ではなく後ろ、乳液やクリームのほうです。
いらないと思う人
- 今のスキンケアが4ステップ以上ある方。足すより先に、どれかが機能していない可能性を疑うほうが早いです。工程が増えるほど、何が効いているか分からなくなります
- 化粧水の直後は潤っている方。入っていないのではなく、逃げています。順番が違います
- 朝の時間が足りていない方。プレ化粧水は毎日2回続けて意味が出るものです。続かない前提で買うと、洗面所の棚に増えるだけになります
入れる意味があると思う人
- 2回に分けて塗っても、表面で止まる感じが残る方
- 季節の変わり目に、急にごわつく方。角質のたまり方が変わるタイミングで、化粧水の入りも変わります
- スキンケアの工程を増やすことに抵抗がない方。プレ化粧水は「足す」ケアなので、ここに抵抗があると続きません
迷ったときの順番
足すのは最後です。
- 量と重ね方を変える(2回に分けて塗る。無料)
- 蓋を見直す(乳液・クリームが足りているか)
- それでも表面で止まるなら、プレ化粧水を検討する
この順番にしているのは、1と2で解決することが多いからです。悩みが出たときに新しいものを足すのは分かりやすい解決ですが、原因が別のところにあると、効かないまま出費だけが増えます。
3まで来た方は、商品ごとの選び方をプレ化粧水おすすめ3選にまとめました。保湿成分・なじむ速さ・価格の3点で比べています。
肌のごわつきそのものが気になっている場合は、角質ケアのほうが近道のことがあります。40代のピーリング・角質ケアの選び方もあわせてどうぞ。
よくある質問
Q. プレ化粧水と導入美容液、導入液は違うものですか?
A. 呼び名の違いで、役割は同じです。ブランドによって「導入美容液」「ブースター」「プレローション」など表記が変わります。商品を比べるときは、名前ではなく成分とテクスチャーで見てください。
Q. 使う順番はどこですか?
A. 洗顔のあと、化粧水の前です。「化粧水の代わり」ではないので、プレ化粧水だけで終わらせると保湿が足りなくなります。
Q. 毎日使わないと意味がないですか?
A. 角質の状態に働きかけるものなので、たまに使うより続けたほうが分かりやすいです。逆に言うと、続けられる価格と手間かどうかが、成分より先に見るところだと思います。
まとめ:足す前に、引ける場所がないか見る
プレ化粧水は、化粧水が入らない3つの原因のうち1つにだけ効くものです。
私が書きたかったのは「おすすめはこれです」ではなく、買わずに確かめる方法があるということでした。手持ちの化粧水を2回に分けて塗る。それで変わるなら、必要なのは新しい商品ではなく塗り方です。
工程を増やすのは、いつでもできます。減らすほうが難しいので、先に試すのはそちらからでいいと思っています。



