夏の日差しの下で、顔にはていねいに日焼け止めを塗っていた。でも、分け目の地肌と髪は、何も塗っていなかった。
考えてみれば当たり前のことなのに、長いあいだ気づかなかった。一番太陽に近い場所が、一番無防備だったということに。
顔の日焼け止めは「選んで使う」のに、髪と頭皮は「ノーガード」。この記事は、そこを変えたいと思った40代のための、髪用UVスプレーの選び方とおすすめのまとめです。
なぜ40代こそ髪・頭皮の紫外線対策が必要なのか
髪と頭皮は、体の中でいちばん高い位置にあって、いちばん長く太陽にさらされる場所です。それなのに、対策が後回しになりやすい。
40代になって気になり始める髪の悩みには、紫外線が関わっているといわれるものがいくつかあります。
- 髪のパサつき・乾燥:紫外線は髪の表面のキューティクルにダメージを与えるとされ、手触りやツヤに影響します。もともと乾燥しやすくなる40代の髪には、外側からのダメージ要因をひとつでも減らしておきたいところです。
- 分け目の地肌の日焼け:分け目はいつも同じ場所が露出しています。地肌が赤くなったり、皮がむけたりするのは、顔と同じく日焼けの症状です。
- カラーの色落ち(褪色):ヘアカラーは紫外線で退色が早まるといわれています。せっかく染めた色を少しでも長く楽しみたいなら、UV対策は無駄になりません。
「髪が傷む」「白髪が増える」といった話まで一足飛びに心配する必要はありませんが、顔と同じだけ紫外線を浴びている場所を放っておくのは、もったいない。そう考えるようになりました。
失敗しない選び方3つのポイント
種類が多くて迷いますが、40代の髪・頭皮に使うスプレーなら、見るべきところは3つに絞れます。
ポイント① SPF・PAは「顔と同じ基準」で選ぶ
髪用だからといって弱くていい理由はありません。日常使いでも**SPF50+ PA++++**を基本にすると、分け目の地肌まで含めてしっかり防げます。屋外時間が短い日でも、UVAは曇りや窓ガラスを通って届くため、PA値が高いものを選んでおくと安心です。
ポイント② ベタつかない・きしまない処方かどうか
スプレーは髪に直接かけるので、仕上がりがベタついたり、ギシギシになると続きません。ミストタイプの軽い使用感のものや、保湿・トリートメント成分が入ったものを選ぶと、髪がまとまりやすくなります。乾いた髪にも濡れた髪にも使えるタイプだと、シーンを選ばず便利です。
ポイント③ 香りで選ぶ(つけ直しが苦じゃなくなる)
髪は顔より鼻に近く、香りを感じやすい場所です。好きな香りのものを選ぶと、塗り直しがちょっとした気分転換になります。逆に、香りに敏感な方や香水と重ねたくない方は、無香料に近いタイプを選ぶのがストレスがありません。
→ 髪そのもののダメージケアは 40代のヘアケア完全ガイド で詳しくまとめています。
髪の日焼け止めスプレーを一覧で比較
※掲載の価格は2026年6月時点の参考価格です。最新の価格は各販売ページでご確認ください。商品名をタップすると、その商品の詳しい紹介へ移動できます。
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|---|---|---|---|---|---|
| 特徴 | 髪・肌両用の万能型 | 髪のダメージ・カラー重視 | 高SPFの定番ブランド | 水のような軽さのプチプラ | 頭皮ケアに特化 |
| SPF / PA | SPF50+ PA++++ | SPF50+ PA+++ | SPF50+ PA++++ | SPF50 PA++++ | SPF50+ PA++++ |
| 使う場所 | 髪・顔・体 | 髪・頭皮 | 髪・顔・体 | 髪・顔・体 | 髪・顔・体(頭皮) |
| 香り | フローラル系(数種) | アロマティックフローラル | ほのかな香り | ほぼ無香に近い | 控えめ |
| 容量 | 80g | 60g | 60g | 60mL | 120g |
| 価格目安 | 1,600円前後 | 1,650円前後 | 1,900円前後 | 1,000円前後 | 2,750円前後 |
| こんな人に | 1本で全部済ませたい | カラー・髪傷みが気になる | 高SPFの安心感が欲しい | とにかく手軽に・安く | 分け目・頭皮が気になる |
髪の日焼け止めスプレーおすすめ5選
① ナプラ ミーファ フレグランスUVスプレー|迷ったらこれ、髪も肌も1本で
最初の1本に迷ったら、ナプラ ミーファが選びやすい。理由はシンプルで、髪にも顔にも体にも1本で使えて、香りも数種類から選べて、それでいてSPF50+ PA++++と数値もしっかり高いからです。「あれこれ揃えるのは面倒、でも防御力は妥協したくない」——その両方を1本で満たせるのが、最初の基準にしやすい理由です。
SPF50+ PA++++と数値はしっかり高く、それでいてミストの粒子が細かく、髪全体にふわっと行き渡るタイプ。トリートメント成分が配合されていて、UVケアをしながら髪のまとまりも意識した処方になっています。香りはマグノリア・テンダーリリーなど複数あり、好みで選べるのも続けやすいポイントです。
髪・分け目・首の後ろ・腕まで、これ1本でカバーできるので、「とりあえず全身これでいい」と決めてしまえるのが、忙しい朝にはありがたい。最初の基準として、もっとも外しにくい選択だと思います。
香りつきのため、無香料を希望する方には合わない場合がある。香水と重ねたくない方は、香りの系統を確認してから選ぶと失敗が少ない。フレグランス目的でも使えるくらい香りは存在感があるので、好みが分かれるところ。
・髪も顔も体も、1本でまとめて済ませたい方
・好きな香りでUVケアを習慣にしたい方
・定番・人気で外したくない方
・コスパと使いやすさのバランスを重視する方
② ラサーナ プレミオール プロテクトスプレー|髪ダメージ・カラーが気になる人へ
「日焼け止め」というより「UVもできるヘアケア」に近い立ち位置なのが、ラサーナ プレミオールのプロテクトスプレーです。髪と頭皮のUVケアをしながら、ダメージ補修・保湿を意識した設計になっています。
SPF50+ PA+++と紫外線防御の数値もしっかり確保しつつ、海藻由来の保湿成分などを配合。乾燥やパサつきが気になり始めた40代の髪に、しっとりまとまりを与えることを狙ったスプレーです。アロマティックフローラルの上品な香りで、ヘアフレグランスとしても使えます。
ヘアカラーをしている人は、色落ちを少しでも遅らせたいと考えることが多いはず。そういう「髪そのものを大事にしたい」というニーズには、UV機能だけのスプレーよりこちらが向いています。
PAは+++で、最高評価の++++ではない。日常使いには十分だが、真夏のレジャーで最高レベルの防御を求めるなら他の++++製品と使い分けるのが無難。ヘアケア寄りのため、顔や体の日焼け止めとして単独で使うには容量が少なめ。
・ヘアカラーの色落ちが気になる方
・髪のパサつき・ダメージもまとめてケアしたい方
・上品な香りのヘアフレグランスとしても使いたい方
・UV対策をヘアケアの延長で続けたい方
③ アネッサ パーフェクトUV スキンケアスプレー NA|高SPFの安心感で選ぶ
日焼け止めブランドとしての安心感で選ぶなら、アネッサです。顔・体用としておなじみのアネッサが出しているスプレータイプで、髪にも使えます。「いつものブランドで、髪までカバーしたい」という人にいちばん素直な選択肢です。
SPF50+ PA++++の最高クラスの防御力に、汗・水に強い処方。スキンケア成分も配合されていて、UVカットしながら乾燥を防ぐことを意識した作りです。髪・顔・体すべてに使えるので、海やプール、屋外イベントなど「しっかり防ぎたい日」の1本として頼れます。
髪専用ブランドではないぶん香りや使用感はUV寄りですが、その安定感こそがアネッサを選ぶ理由。迷ったときに「これなら間違いない」と思える定番です。
顔・体・髪の兼用設計のため、髪専用スプレーと比べると「ヘアケア感」は控えめ。髪のしっとり感やまとまりを最優先したい人には、ヘアケア寄りの製品のほうが満足度が高いことがある。価格はプチプラ系よりやや高め。
・とにかく高い防御力で安心したい方
・海・プール・屋外レジャーが多い方
・使い慣れたブランドで髪までカバーしたい方
・顔・体・髪を同じ1本で済ませたい方
④ ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト|まず試すならプチプラから
「いきなり高いのはちょっと」という人に、まず試してほしいのがビオレUVのアクアプロテクトミストです。ドラッグストアで手に入りやすく、価格も1,000円前後。髪用UVスプレーを試すハードルがいちばん低い一本です。
水のように軽いミストで、髪にかけてもベタつきにくいのが特長。SPF50 PA++++と数値も日常使いに十分で、顔や体にも使えます。香りもほとんど主張しないので、香水や他のヘア製品と重ねても気になりにくい。
「続くかどうかわからないけど、まず習慣にしてみたい」——そんなスタート地点に置きやすいのがこのミストです。使ってみて物足りなければ、上位の専用スプレーに移ればいい。最初の入り口として優秀です。
軽い使用感のぶん、髪のまとまりやしっとり感を求める人には物足りないことがある。ヘアケア成分を重視するなら、ラサーナのような専用スプレーのほうが向く。汗をかく日は他製品同様、塗り直しが前提。
・まずは安く髪のUV対策を始めたい方
・ベタつきが苦手で、とにかく軽い使用感がいい方
・香りの主張が少ないものを探している方
・ドラッグストアで手軽に買い足したい方
⑤ スカルプD ボーテ UVスプレー|分け目・頭皮が気になる人の頭皮特化
分け目の地肌や頭皮の日焼けが特に気になるなら、頭皮ケアブランドのスカルプD ボーテが選択肢になります。頭皮の専門ブランドが手がけているだけあって、頭皮への使いやすさを意識した一本です。
SPF50+ PA++++と防御力は最高クラス。髪・顔・体にも使えますが、なにより「分け目に向けてシュッとひと吹き」がしやすい設計が魅力です。容量も120gと多めで、頭皮全体に惜しみなく使えるのもポイント。地肌の日焼けが赤みや皮むけにつながる前に、習慣にしておきたい人に向いています。
価格はやや高めですが、頭皮という「顔と同じくらい無防備だった場所」を本気でケアしたい人には、専門ブランドの安心感が効いてきます。
今回の5本の中では価格が高め。「まず気軽に始めたい」段階の人には、プチプラやミーファのほうが手を出しやすい。頭皮特化とはいえUVスプレーなので、頭皮そのものの育毛・発毛をうたうものではない点は誤解しないように。
・分け目の地肌の日焼けが特に気になる方
・頭皮ケアブランドの安心感で選びたい方
・容量が多く、頭皮に惜しみなく使えるものがいい方
・頭皮UVを本気で習慣にしたい方
使い方のコツ——量・塗り直し・ギシギシ回避
せっかく選んでも、使い方でもったいないことになりがちです。続けるためのコツを3つだけ。
- 量はケチらない:髪の表面をなでる程度では足りません。20cmほど離して、髪全体・分け目・首の後ろまで、まんべんなく行き渡る量を吹きかけます。
- 塗り直しは2〜3時間を目安に:どんな製品も一度で一日もちません。外出が長い日は、ポーチに入れて持ち歩き、こまめに足すのが結局いちばん効きます。スプレーはメイクの上からでも使いやすいのが利点です。
- ギシギシが気になるときは少量ずつ重ねる:一気にかけ過ぎると束感が出ることがあります。乾いた髪に薄く、必要なら数回に分けて重ねると、軽い仕上がりを保てます。
外出前の顔の日焼け止めとセットで、髪にもひと吹き。この「ついで」を習慣にできるかどうかが、続くかどうかの分かれ目です。
→ 湿気でうねる・広がる髪の対策は 40代の髪のうねり・広がりケア も参考にしてください。
よくある質問
Q. 髪に日焼け止めスプレーを使って大丈夫? A. はい、髪・頭皮に使えると記載のあるUVスプレーを選べば問題ありません。今回紹介した5本はいずれも髪に使えるタイプです。顔・体専用とだけ書かれた日焼け止めを髪に流用するのは避け、用途に「髪」と明記されたものを選びましょう。
Q. 髪の日焼け止めで、はげたり薄くなったりしない? A. UVスプレーは紫外線を防ぐためのもので、髪が抜ける・薄くなる原因になるものではありません。むしろ頭皮を紫外線から守ることはやさしいケアにつながります。使用後はシャンプーでその日のうちにきちんと洗い流すと、頭皮を清潔に保てます。
Q. 顔の日焼け止めと髪用、両方いる? A. 兼用できるタイプ(ミーファ・アネッサなど)なら1本で済みます。ただし顔は塗るタイプ、髪はスプレーと使い分けたほうが塗りやすい場面も多いので、ライフスタイルに合わせて選んでください。
Q. ヘアカラーの色落ちは防げる? A. 紫外線はカラーの退色を早める要因のひとつといわれており、UVケアは色を長く楽しむうえでプラスに働きます。色落ちをゼロにできるわけではありませんが、対策しない場合と比べて無駄にはなりません。
まとめ:迷ったらナプラ ミーファから
顔は塗るのに、髪と頭皮はノーガード。その「あたりまえの抜け」に気づけたら、対策はそんなに難しくありません。SPF50+ PA++++を基本に、ベタつかず、好きな香りのものを1本選ぶ。それだけです。
最後に、選び方を一行でまとめておきます。
- どれにするか決めきれない → まずはナプラ ミーファ(髪も肌も1本・香りも選べる)
- カラー・髪傷みが気になる → ラサーナ(ヘアケア寄りでまとまり重視)
- 高SPFの安心感で選びたい → アネッサ(最高クラスの防御・定番ブランド)
- まず安く試したい → ビオレUV(水のように軽いプチプラ)
- 分け目・頭皮が気になる → スカルプD ボーテ(頭皮特化・容量多め)
私自身、髪用UVを「選んで使う」という発想がそもそもなかったので、偉そうなことは言えません。でも、一番太陽に近い場所を一番放っておいたという事実に気づいたら、もう見て見ぬふりはできなくなりました。今年の夏は、顔のついでに髪にもひと吹き、から始めてみるつもりです。
→ 顔の日焼け止めも見直すなら 40代の日焼け止めおすすめ5選 → メイク前のUV下地は UV化粧下地おすすめ5選 → 髪そのもののケアは 40代のヘアケア完全ガイド












